老後のこと 有料老人ホーム入所の前に 有料老人ホーム入所の前に2 有料老人ホーム入所の前に3 有料老人ホーム入所の前に4 有料老人ホーム入所の前に5 有料老人ホームへの関心 介護について 介護の変化 高齢者とは

老後のこと

歴史が好きな人なら、歴史ドラマ等で織田信長が「人間五十年…」と歌いながら舞っているシーンをご覧になったことがあるかと思います。くしくも織田信長は五十歳を目前にして本能寺の変で亡くなりますが、このことからわかるように昔の人の考えでは、人間が生きられるのは大体五十年。ですが当時の医療技術などを持ってしても、本当に五十年生きられれば寧ろ幸運だったのかもしれません。
人間が生きられるのが五十年だとすれば、日本人の平均寿命が本当に五十年の時代が、実は結構最近まで続いていたことはご存知でしょうか。日本人の平均寿命が飛躍的に伸び始めたのは第二次世界大戦以降のことです。そして現在の日本人の平均寿命は皆さんもご存知でしょうが、男性なら78歳、女性なら85歳程度にまで伸びています。これは世界でも最も長寿国の部類に入ります。現在は「人間五十年」どころか、五十年が過ぎてもあとまだ三十年も残っているわけです。医療技術の進歩はめざましいもので、今まで紙を使用していたカルテも電子カルテやレセプトなどを導入し、場所をとらずしかも容易に欲しい情報が取り出せるようになっています。
皆さんもご存知のように現在の日本は高齢化が急速に進むと同時に、少子化も進んでいます。少子高齢化という言葉が日本社会に定着して久しいですが、現在の日本はこの少子高齢化が過去の人類史上にもなかったようなスピードで進んでいると言われています。少子高齢化をうかがわせる端的な例として、周囲を見渡してみてください。子供がめっきり減ったと思いませんか。昔は近所に子供たちが溢れていました。放課後は子供達の遊ぶ元気な声があちこちで聞こえていました。筆者の住むところもそうです。そして現在はすっかり子供の姿を見かけなくなりました。昔は秋祭りになると御神輿を担ぐ子供達の数が溢れるほどいました。現在の秋祭りは御神輿を担ぐのはもっぱら大人の仕事で、子供の数は数えるほどしかいません。昔は地域の子供達によるソフトボール大会などで盛り上がっていましたが、現在はチームを編成するのも困難な状況です。子供の減少が地域社会の活力を奪っていることは間違いありません。子供たちが減り続ける一方で、逆にお年寄りの数が増え続けています。休日にみんなで集まってゲートボールに興じるお年寄りが目立ちますし、地域のスーパーや公園、或いは病院も、大半はお年寄りで占められています。



日本はこうした急激な少子高齢化社会の到来に直面し、それを乗り越える術を考えていかなければなりません。ですが高齢化への対策、心構えが求められるのは何も国や地方自治体だけではありません。何より肝心なのは私達一人ひとりの心構えです。自分はいつまでも元気だと思っていても有料老人ホームに入居しなくてはならなくなるというのが現実です。私達もいずれは年老いていきます。有料老人ホームでの介護が必要となります。いざ老後を迎えたときにどうするのか、有料老人ホームに入居するのか、退職後の約20年の時間をどうやって過ごすか、そしてそのための蓄えをどうするのか、といったことです。有料老人ホームへの入居もお金がかかります。考えてみれば20年とは長いものです。仮に60歳で退職し80歳まで生きるとしても、80年の人生の実に4分の1に相当する時間が退職後の時間として残っているのです。現役で働いているうちはまだいいでしょう。家族を養う、子供を育てる、立派な家庭を築く、といった目標の他に、会社のため、集団のためといった責任感や帰属意識があったはずです。ですが退職した後は当然ながら今まで身をおいていた会社や集団から離れることになります。子供達も巣立っていきます。退職後の残された時間、何を以って気持ちを支えていくのでしょうか。日本人は会社にどっぷり浸かった所謂会社人間と呼ばれる人が多いと言われています。現役時代会社のために一生懸命に働き、そこに自分の居場所と生きがいを見出してきました?Bところが退職するとその会社を離れ、もう会社の一員ではなくなります。そのとき会社の仕事に代わって、一体何に自分の居場所と生きがいを見出すのでしょうか。定年退職後、それまで全霊を傾けてきた仕事、及び会社を失ったことで、途端に生きがいや気持ちの張りを失い、その結果生活に目標も夢も見出せない、寂しい老後を迎える人が日本人には少なくないと言われます。退職後の20年間、生きがいを見出し、前向きに生活をすることは、簡単そうで実はそうではないのです。
また仮に老後の生活で何かやりたいことがあり、方向性が見つかったとしても、さすがに体が若いときのように言うことを聞いてくれません。またある意味老後の生活の中で最も不安なのは、健康の他にお金の問題があります。言うまでもなく退職後は安定した収入は望めなくなります。こうした不安を抱えながら、20年にも及ぶ長い老後生活を送っていかなければなりません。

これをご覧の多くの皆さんがまだ若く、老後のことなんて思いもよらないことでしょう。ですが決して遠い将来のことと考えず、いずれは避けて通れない未知だと思って欲しいものです。この文章では老後について知っておいて欲しいこと、或いは考えて欲しい問題について提起していきます。大事なことは老後のことを考えつつ、それをも見据えて現在をしっかりと生きることです。この文章がなんらかの形で皆さんのお役に立つことを願っています。



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Last update:2016/11/9